森精機 MV-Junior (後期型) 立型マシニングセンタ について

いつもネットをご覧いただき、誠にありがとうございます。
森精機製作所 MV-Junior 立型マシニングセンタ 1990年式 査定・買取させていただきました。

​参考:ラム型ヘッド構造(MV-40)
MV-Juniorは主軸ヘッドはラム型ヘッドを採用しています。上下ガイドから主軸中心線までの距離を短くして熱変位を最小に抑えるための機械構造です。​

森精機はテレビCMでもお馴染みの会社です。
森精機マシニングセンタMVシリーズは、誰もが必ず知っている日本を代表する名機です。
今日はMV-Juniorを詳しくご紹介します。
立型マシニングセンタMVシリーズの設計ポリシーは「性能は1クラス上、サイズは小さく」製造現場の声をフィードバックされた設計で省スペースかつ省電力です。そのなかでも一番小さなモデルです。
 MV-Junior 後期
MV-Juniorは、森精機の中でも10年近く販売されたロングセラー機の為、何度かのマイナーチェンジを実施しており、同じモデル名でもNCの型式や主軸のメカニズムの変更。オプション装備品の選択項目の追加などによりマシンがバージョンアップして行きました。今回査定・買取させていただいたMV-Juniorは1990年に製造されたモデルでした。CNC装置にFANUC-0Mが採用された後期のモデルになります。
森精機MV-Juniorは40番主軸マシニングセンタの中では最もコンパクトなモデルです。今回の機械はフルカバー(加工エリアの全周囲をカバーで覆うスタイル。メーカーでの呼称:コンプリートカバー)装備しておりました。現在のクリーンで安全なマシニングセンタのスタイルになっております。

・集中ペンダント式の操作盤。

 

 CNC装置はMF-M4(FANUC-0M)です。位置決めは同時3軸で動きますが、円弧補間などの加工については同時2軸制御になります。また、同時3軸制御ヘリカル補間は特別オプションです。DNC運転はテープモードでお使いいただけます。
当時はこの他に、MF-M5(FANUC-15M)モデルとMY-M4(YASNAC-MX3)のNCをい搭載したMV-Juniorがありました。YASNACは標準でテープ記憶長が長いこと他、バッググラウンド編集ができない事を除けば、FANUC-15Mと同じレベルの仕様構成でした。FANUC-15Mについては、テープ記憶長(拡張メモリ)を最大5120m、リモートバッファ機能をオプションに持ち、現代の高速加工の先駆けとも言える仕様内容でした。
この機械にはペンダント横にRS-252Cケーブル接続コネクタを標準で装備。もちろん、FANUC-0Mのモーターは赤いキャップでおなじみのFANUC-ACサーボモーターです。
Y軸ストローク(サドル・テーブル前後)は410mm。テーブル寸法は900x450mmです。  XY軸はリニアの転がり案内を採用、Z軸の案内方式は角あたり摺動面です。また、ボールネジはXYZともにφ40mmの大経ボールネジ。
 
   この頃、セラミックスピンドル主軸が標準装備品になりました。φ65mm主軸でギヤレス構造。この機械は標準の主軸回転数8000rpm。モーターはAC5.5kw。またこの頃、オプションで10,000rpm、12,000rpm(AC7.5kw)がありました。この場合は主軸ベアリングはオイルエア潤滑方式でした。
 主軸モーターはMVシリーズ伝統のD.D.Sモーターを採用しています。(ダイテクト・ドライブ・スピンドル)。ベルトを介さず主軸を直接駆動する為、振動の少ない高速回転が可能。さらにダイレクトドライブ機構により低速度から高速度域までパワフルなトルクを発揮。 また、主軸モーターに回転同期器D.S.S.(ダイレクト・シンクロナス・センサ)とデジタル制御によって、主軸回転とZ軸の動きを同期させた同期式タッピング=ダイレクトタップを実現しています。この頃のMV-Juniorはリジットタップ(ダイレクトタップ)が標準装備になっております。タップは4000min-1の高速タップが可能です。
    この頃のMV-Juniorは、刃先エアーブロー装置と、オイルホール用の専用ホルダを使わない、本格的なスピンドルセンタースルークーラント装置がオプション機能に登場しました。(この機械には付いていませんでした)
    より高精度な加工を求める方に、ダイレクトスケールフィードバックがオプション装備品に登場しました。(この機械には付いていませんでした)
    ATC(オートツールチェンジ)は20本の工具を収納できます。テクニカル・メモリ・ランダム方式。ツールtoツールは1.5秒。(条件あり)
   
 オプションのワーク洗浄クーラントガン。  90Lのクーラントタンク
  左に写っているのがオプションのオイルクーラーです。
  
  参考:ラム型ヘッド構造(MV-40)
 MV-Juniorは主軸ヘッドはラム型ヘッドを採用しています。上下ガイドから主軸中心線までの距離を短くして熱変位を最小に抑えるための機械構造です。

最後にカタログに載っているスペック一覧です。

森精機 MV-Junior(1988年) カタログスペック表
 ストローク X軸(テーブル左右) 560mm
Y軸(サドル前後) 410mm
Z軸(主軸頭上下) 460mm
テーブル上面~主軸端面 150-610mm
コラム前面~主軸中心線 680mm
テーブル 作業面 900x450mm
最大積載 300kg
 主軸 回転数 8,000rpm
主軸ベアリング φ65mm
主軸レンジ数 無段
テーパ穴 No,40
モーター (30分/連続) AC 5.5/3.7 kW
送り速度  早送り XY: 20m/min Z: 12m/min
切削送り XYZ 1~5000 mm/min
 ATC ツールシャンク BT40
収納本数 20(OP 30本)
ツール to ツール (時間) 1.5秒
タンク 切削タンク 90L
最大積載 300kg
所要動力源 総電気容量 18kVA
空気圧源 0.5Mpa 100L/min
 機械の大きさ 幅 (所要床面) 2145mm
奥行 (所要床面) 2240mm
2700mm
高 (輸送時) 2370mm
重量 3,900kg

 ※1988年当時のカタログ数値です。年式によって数値が少し変わる場合があります。

あとがき・・FANUC-0Mが登場して20年以上になります。機能は限定されるが壊れないロングライフ設計。まだまだお使いの方も多いと存じます。90年台のMV-Juniorになると主軸タッチセンサや工具長自動測定装置が装備され、段取り時間の短縮に大きく貢献される機能が満載になりました。壊れなければ、このままずっと使おうとお使いの方も多いはず。 この後のCNC機は(90年代中盤に)いよいよ自動プログラミングシステムを搭載・内臓したCNCマシンが各社から続々と発売され始めます。カタログを眺めているだけでも楽しくてしょうがありません。

 

この商品は【売約済み】です。


我々はバンバン買取している機械です。
同機を所有されていて【売却処分をご検討】されている方は、
電話・メール・FAX で、ぜひ【ブログみたよ】とお伝えください。

 

森精機 SV-500/40 立型マシニングセンタ

森精機製作所 SV-500/40 立型マシニングセンタ 1998年式  査定・買取しました。


使用頻度は少なく程度は極上です。


森精機 立型マシニングセンタ SV-500シリーズ

今日は SV-500/40 を詳しくご紹介します。

高速回転スピンドル搭載。全密閉式のカバー。

2枚スライド扉。開口時の間口は1075mmと広いです。

操作ボタンが集中した操作パネル。画面が明るいTFT液晶が採用されました。

CNC装置は MSD-502
FANUC-16iM-Model-A をベースとしたCNC装置。

CAP-M対話プログラムを搭載。先行制御※標準搭載。テープ記憶長は標準で320m。
(※プログラムをサーボモーターの司令よりも先行して数ブロック先読みして加工を高能率化する機能)

CNCの高速化がいっそう加速し始めた90年後半から2000年台の初頭の頃。PCカードスロットはオプションパラメーター追加で利用可能です。

軽く使いやすくなった手パハンドル
 
ラム型構造の主軸

φ80mm主軸ベアリングでオイルエア潤滑方式。

セラミック主軸とおなじみのD.D.S主軸モーターの組み合わせ。

主軸回転数10,000rpm
「ミクロンルブ潤滑」。冷却された超微粒子の冷却油をベアリングに吹きかける「ミクロンルブ潤滑」方式と「オイルジャケット冷却」・・主軸周りに油溝があり冷却された油を通すことにより冷却される2つの冷却機構を持ったハイブリッド冷却方式。
テーブル寸法は1100x600mm テーブル最大積載 1トン。

全閉ガード

機内スパイラルコンベア
XYZ 3軸リニアガイド、超重加重型リニアのボールガイド(ころがり案内)です。XYZ3軸ともに16mmハイリードボールネジと高速サーボモーター。XYZ早送り速度32m/min。

ツールトウツール 1秒を切る高速ATC。

ATC30本 (OP:40)
   

背面リフトアップコンベア

大容量化したクーラントタンク280L 

高圧クーラントポンプ。スルークーラントを装備

フレーム構造と主軸です。

SV-500/40構造

 SV-500 は SV-50 に引き続き主軸ヘッドはラム型ヘッドを採用しています。BT40モデルの主軸ベアリングはφ80mm。BT50モデルの主軸ベアリングはφ100mm。これは剛力でおなじみの 森精機 MV-45 40番・50番それぞれのテーパーシャンクモデルと同じサイズです。超重加重型リニアのボールガイド(ころがり案内)と、XYZ3軸ともに16mmハイリードボールネジと高速サーボモーターで高速な動作が可能。
森精機SVシリーズは高効率・高精度の時代をリードする先進のマシニングセンタです。高速主軸・送り・ATCなどあらゆる駆動系に最高レベルの高速仕様です。

最後にカタログに載っているスペック一覧です。

森精機 SV-500 (1998年) カタログスペック表     [オプション]
 ストローク X軸(テーブル左右) 800mm
Y軸(サドル前後) 510mm
Z軸(主軸頭上下) 510mm
テーブル上面~主軸端面 150-660mm
テーブル 作業面 1100x600mm
最大積載 1,000kg
 主軸 回転数 10,000rpm [ 20,000 ]
主軸ベアリング φ80mm
テーパ穴 No,40
モーター (30分/連続) 22/18.5 kW
送り速度  早送り XYZ: 32m/min
切削送り XYZ: 16m/min
 ATC ツールシャンク BT40
収納本数 30  [ 40 ]
ツール to ツール (時間) 0.9秒
タンク 切削タンク 280L
所要動力源 総電気容量 47.9 kVA
空気圧源 0.5Mpa 300L/min
 機械の大きさ 幅 (所要床面) 2147mm
奥行 (所要床面) 2480mm
2850mm
高 (輸送時) 2764mm
重量 6,600kg

※1998年当時のカタログ数値です。年式によって数値が少し変わる場合があります。

 

 (SV-500/40、SV-500/50、SV-500B/40、SV-500B/50)は1998年頃にデビューした機械です。1995年頃に登場したSV-50シリーズ(SV-50/40、SV-50/50)の後継機と言えるでしょう。
 SV-500には SV-500/40( BT40モデル) と SV-500/50(BT50モデル)があります。Bタイプ・・・左右のテーブル幅寸法とX軸ストロークを延長したSV-500B/40( BT40モデル) と SV-500B/50 (BT50モデル) もあります。いずれも高速10,000rpmスピンドルを標準搭載した高能率加工機になります。
 CNC装置の大幅な近代化。先行制御を標準装備、また、オプション選択になりますが、データサーバ、リモートバッファ、さらに加えて MSC-502 モデルからは64bitRISCボードによる高速処理が可能になります。森精機 SV-500は、俊敏な動体に強力な主軸と高機能な頭脳を搭載したマシンです。
 次世代を予感させるマシン。このSV-500シリーズが出始めた頃から、高能率加工機というキーワードが中古業界に広まり始めました。この後に登場するSV-503型、さらに左右ワイドストロークに対応したSV-503B型。
 森精機NV5000シリーズの原型(根本となる)と部分がたくさんあります。森精機SV-500は販売台数も多いマシンです。今でも部品加工から金型加工など精密分野では幅広く多くのユーザーに支持されている1台です。我々もバンバン買い取りしている機械です。

 

この商品は【売約済み】です。


我々はバンバン買取している機械です。
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森精機 NC旋盤 CL-200A 1997年

いつもネットをご覧いただき、誠にありがとうございます。
森精機 NC旋盤 CL-200A 1997年 
査定・買取させていただきました。


1990年代後半、先代の CL-15、CL-20、2桁シリーズからフルモデルチェンジ。
コンパクトで拡張性が高く、FA化が容易なモデルとして森精機のラインナップ
機種の中で立ち位置は同じ。

新型CL150/CL200シリーズ 最大の変更点は
角スライドからリニアスライドへ。高速・高精度加工モデルへと進化。

主軸の種類 = 主軸ベアリング軸受内径の大きさ によって3種。
これまでのチャッカー専用機種から新たに心押し台付モデルが加わり・・・
心押し台【あり・なし】により、合計6機種のラインナップ。

森精機 CL-150 CL-200 シリーズラインナップ
心押し 標準チャック 主軸ベアリング
CL-150  6 φ80mm
CL-150 /500
CL-200A  8 φ100mm
CL-200A /500
CL-200B  φ110mm
CL-200B /500

今回入荷した機械は CL-200A センター無し
 
主軸 理研コレット
 
バー材供給装置 アルプスツール
V10角タレット

NC装置 MSC-803

三菱メルダスをベースとしたCNC装置
対話型自動プログラミングCAPS-Lを標準搭載

 森精機CLシリーズは、小径のフランジ物をはじめ、多彩なチャックワークに対応し、ボディを極めて小さくまとめた、コンパクトCNC旋盤の代表モデルです。コンパクトながら確かな機械剛性とすぐれた操作性を誇る高性能マシン。また、無人化に向けて、省スペースの柔軟な展開ができます。
最後にカタログ掲載の仕様です。

森精機 CL-200A 主な仕様 【オプション】※
 能力・容量 ベッド上の振り (前カバーとの干渉) (mm) 515
最大加工径 (mm) 410
標準加工径 (mm) 199【259】
最大加工長さ (mm) 330
棒材加工能力 (mm) 51
 移動量 X軸移動量 (mm) 235(205+30)
Z軸移動量 (mm) 318
主軸 主軸最高回転速度 (min-1) 45-4,500
主軸端形状 JIS A2-6
主軸貫通穴径 (mm) 61
主軸軸受内径 (mm) 100
刃物台 工具取付本数 (本) 10【8】
角バイトシャンク部の高さ (mm) 25
ボーリングバーのシャンク部の直径 (mm) 最大40【50】
刃物台の割出し時間 (秒) 0.7
送り速度 X 早送り速度 (mm/min) 30,000
Z 早送り速度 (mm/min) 30,000
心押台 心押台の移動量 (mm)
心押台の直径 (mm)
心押台のテーパ穴の形式 (mm)
電動機 主軸用電動機 (30分/連続) (kW) 7.5/5.5
送り軸用電動機 (X/Z) (kW) 1.5/2.0
所要動力源 電源 (kVA) 22
タンク容量 クーラントタンク容量 (L) 123
 機械の大きさ 1450
奥行 1700
1665
重量 2450

 ※1997年カタログデータより記載

 

この商品は【売約済み】です。


我々はバンバン買取している機械です。
同機を所有されていて【売却処分をご検討】されている方は、
電話・メール・FAX で、ぜひ【ブログみたよ】とお伝えください。

 

森精機 MV-Junior 立型マシニングセンタ について

いつもネットをご覧いただき、誠にありがとうございます。
森精機製作所 MV-Junior 立型マシニングセンタ 1987年式 査定・買取させていただきました。
今日はMV-Juniorを詳しくご紹介します。
立型マシニングセンタMVシリーズの設計ポリシーは「性能は1クラス上、サイズは小さく」製造現場の声をフィードバックされた設計で省スペースかつ省電力です。そのなかでも一番小さなモデルです。


MV-Junior 中~後期


MV-Junior 後期

MV-Juniorは、森精機の中でも10年近く販売されたロングセラー機の為、何度かのマイナーチェンジを実施しており、同じモデル名でもNCの型式や主軸のメカニズムの変更。オプション装備品の選択項目の追加などによりマシンがバージョンアップして行きました。今回査定・買取させていただいたいMV-Juniorは1987年に製造されたモデルでした。送り系がDCサーボモーターからACサーボモーターに切り替わった中期~後期のモデルになります。


コンプリートカバーとシャトル式2APCを搭載したMV-Junior

森精機MV-Juniorは40番主軸マシニングセンタの中では最もコンパクトなモデルです。MV-Juniorはテーブル回りを囲うテーブルカバースタイル(ハーフカバー)が標準モデルでした。コンプリートカバー=フルカバー(加工エリアの全周囲をカバーで覆うスタイル)は有料オプション装備でした。

・集中ペンダント式の操作盤。

・CNC装置はFANUC-10M、位置決めは同時3軸で動きますが、円弧補間などの加工については同時2軸制御になります。同時3軸制御ヘリカル補間は特別オプションです。DNC運転はテープモードでお使いいただけます。
・この機械にはペンダント横にRS-252Cケーブル接続コネクタ(RS-232Cインターフェイスは標準装備。RS-422はオプション)があり、そこにイーサネットケーブルを使えるアダプタを付けてお使いでした。 ・モーターは赤いキャップでおなじみのFANUC-ACサーボモーターです。

・Y軸ストローク(サドル・テーブル前後)は410mm。テーブル寸法は900x450mmです。 ・XY軸はリニアの転がり案内を採用、Z軸の案内方式は角あたり摺動面です。また、ボールネジはXYZともにφ40mmの大経ボールネジ。
・この頃、セラミックスピンドル主軸はオプション装備品です。この機械は通常のメタルテーパーでした。φ65mm主軸ベアリングでギヤレス構造のグリス潤滑方式。この機械は標準の主軸回転数8000rpm。モーターはAC5.5kw。またこの頃、オプションで13,000rpm(AC7.5kw)がありました。この場合は主軸ベアリングはオイルエア潤滑方式でした。
・主軸モーターはMVシリーズ伝統のD.D.Sモーターを採用しています。(ダイテクト・ドライブ・スピンドル)。ベルトを介さず主軸を直接駆動する為、振動の少ない高速回転が可能。さらにダイレクトドライブ機構により低速度から高速度域までパワフルなトルクを発揮。 また、主軸モーターに回転同期器D.S.S.(ダイレクト・シンクロナス・センサ)とデジタル制御によって、主軸回転とZ軸の動きを同期させた同期式タッピング=ダイレクトタップを実現しています。この頃のMV-Juniorはリジットタップ(ダイレクトタップ)が標準装備になっております。タップは4000min-1の高速タップが可能です。
・ATC(オートツールチェンジ)は20本の工具を収納できます。テクニカル・メモリ・ランダム方式。ツールtoツールは1.5秒。(条件あり)
・すっきりした背面。

参考:ラム型ヘッド構造(MV-40)
・MV-Juniorは主軸ヘッドはラム型ヘッドを採用しています。上下ガイドから主軸中心線までの距離を短くして熱変位を最小に抑えるための機械構造です。
・オプション装備品のチップコンベアです。


最後にカタログに載っているスペック一覧です。

森精機 MV-Junior(1988年) カタログスペック表
 ストローク X軸(テーブル左右) 560mm
Y軸(サドル前後) 410mm
Z軸(主軸頭上下) 460mm
テーブル上面~主軸端面 150-610mm
コラム前面~主軸中心線 680mm
テーブル 作業面 900x450mm
最大積載 300kg
 主軸 回転数 8,000rpm
主軸ベアリング φ65mm
主軸レンジ数 無段
テーパ穴 No,40
モーター (30分/連続) AC 5.5/3.7 kW
送り速度  早送り XY: 20m/min Z: 12m/min
切削送り XYZ 1~5000 mm/min
 ATC ツールシャンク BT40
収納本数 20(OP 30本)
ツール to ツール (時間) 1.5秒
タンク 切削タンク 90L
最大積載 300kg
所要動力源 総電気容量 25.8 kVA
空気圧源 0.5Mpa 100L/min
 機械の大きさ 幅 (所要床面) 2145mm
奥行 (所要床面) 2240mm
2700mm
高 (輸送時) 2370mm
重量 3,900kg

 ※1988年当時のカタログ数値です。年式によって数値が少し変わる場合があります。

あとがき・・古い機械になりますが、ロープライスで汎用手動フライス盤と大して変わらないコンパクトな機械構造。直感的に操作が出来て壊れない機械。現在のマシニングの原型(お手本)と言える部分がたくさんあります。他社がオプションにしている部分を標準装備し、設計開発された方はより安く良いものを普及させよう(作り出そう)と細かな努力を沢山積み重ねてた事と存じます。確かに加工スピードは追えませんが今でも多くのユーザーに支持されている1台です。

 

この商品は【売約済み】です。


我々はバンバン買取している機械です。
同機を所有されていて【売却処分をご検討】されている方は、
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